5月10日 金曜日
朝の11時ごろ、空が暗くなってきて、雷さんがなりだした。
お姉ちゃんは今頃、深い眠りのなかに、いるかもしれないね。
「ガク」ちゃんは、お散歩から帰ると、ドテーンと、よこになって目だけ
こちらに向けて、「おかあちゃん、なにやってんの」ってかんじで
めっちゃ、きゃわゆいよ。---。ふふっ、若い子のことばつかってやったよ。
「無 題」
庭、の隅に大きく枝をひろげた「なんじゃもんじゃ」の木がありました。
その木陰で、茶色い犬が一匹、まどろんでいます。
きょうの散歩も、大勢のなかまにであったなぁーーーー。
「チワワだろ、ブルだろ、コーギーだろ、それにシーズーもいたな、
まだいたよな、 そうそうパピヨンに、ダックスに、ヨークシャーだ、---。
ちび犬、だけでも これだけ出会ったぜ。
ほかにも、おっきなのがいたな、 まず、ポメだ、 あれっまちがえた、
ボルゾイに それから目が空色できつーい顔のあいつ、なんてったけな、---。
まっ、いいか。」
人間の世界じゃ、われわれ犬仲間のことを、「わんこ」とひとまとめにして
言っているようだけど、 似合う、似合わない、が、あるよなーー。
やっぱ、僕にぴったりだな。
と、思いながら、茶色い「柴いぬ」。は、あくびを一つすると
ふかーーーい、眠りにはいっていきました。
お日様は、木陰をすこーしだけよこに動かしました。
お。し。ま。い。